桐板着色 一面
123.0×126.5cm
北斎85歳、天保15年(1844)来遊の折、約半年を費やして東町祭屋台天井絵「龍」「鳳凰」図を描いた。
燃えるような紅の地に龍図、暗い藍を基調とした鳳凰図が対象的に描かれ、その明暗が屋台の装飾効果を高めている。
この屋台は文化2年(1805)に再建された記録が見られ、小布施に現存する7基の祭屋台のうち最も古い歴史をもつものである。高井鴻山の依頼に基づき制作、天井の一部を改造し、龍、鳳凰の2図が嵌め込まれた。(長野県宝)
※画像をクリックするとさらに拡大した部分画像をご覧になれます。