その場がど~んともりあがる雑学の本
相手をリラックスさせる雑学<第2章>
古くから歌われている朝鮮の代表的な民謡に「アリラン」があります。
アリラン アリラン アラリヨ
アリラン峠を越えて行く
私をおいて行くあなた
十里も行かずに足痛む
金学権という北朝鮮の人によりますと、「李朝500年をへて日帝時代へと誰知らず作られ、歌いつがれてきたアリランは、男女の愛、別離、祖国と郷土に対する讃歌、封建制社会に対する憤り、あらゆる朝鮮民衆の喜怒哀楽を2700節(南北全土で収集されたアリランの歌詞を総計)におよぶ歌詞で即興的に歌われ、各地に広がり伝わっていった」(月刊誌『マスコミ市民』336号)ということです。
1つの曲にバリエーションが出るのは当然ですが、歌詞の多さは世界一といわれています。
各地で歌詞も旋律もリズムも違いますが、いずれも共通しているのは「アリラン アリラン アラリヨ」、あるいは「アリ アリラン スリ スリラン」など句が入ります。ゆっくりと自由なリズムで歌うものもありますが、ほとんどは三拍子系です。
ちなみに、アリランとは昔、新羅(古代の朝鮮半島南部の国名。356~935年)の始祖の妃閼英をを讃えて歌ったという説などがありますが、正しい意味は不明です
「講談社+α文庫」所収
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