その場がど~んともりあがる雑学の本
とにかく話をつなげたい雑学<第3章>
イギリス海軍で、初めてセーラー服が登場したのは1628年のことです。セーラーとは船員、水平のことで、水平服の略という意味もあります。
なぜ、これが海軍の制服になったかというと、四角い厚地が襟部分の汚れをカバーし、また、襟を立てて防寒用にできることからだといわれています。
1920年代から40年代のあいだには、セーラー服は女性服のスタイルとして流行しましたが、最初は1840年代に男子用の子ども服として流行したようです。
その流行のきっかけは、イギリスの画家が、当時5歳だったセーラー服姿のエドワード7世(ビクトリア女王の長子。60歳で即位。在位 1901~1910)を描き、話題になったからだといいます。
日本では、洋装化に伴い、機能性のほか、デザインの不変性に好感を持ち、女子学生の制服として採用する学校も現れ、大正11年(1920)1月にはフェリス和英女学校でセーラー服として定められました。
「講談社+α文庫」所収
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