戒名とは-雑学大事典-か


戒名


80歳を過ぎた母が「死んでも、お金が無駄だから、戒名はいらない。その分、みんなでおいしいものでも食べなさい」と言い張っている。果たして戒名は必要なのか?

宗派によって多少の違いがあるようだが、浄土宗では戒名は2文字と決まっている。例えば位牌に「□□院××○○居士」とあれば、□□院は院号、××は道号、○○の2文字が戒名、居士(女性は大姉など)を位号と呼び、これらが一体となって法号または法名と呼ばれる(知らなかった)。戒名は本来、仏弟子になったあかしとして生前に付けるもので、金銭的な価値はまったくない。それでも、一般的には30万から50万円、院号が付くと100万から200万円といわれているから不思議だ。

母は仏弟子になるつもりはないらしいから、戒名はなくて当然ということになる。ちなみに、戒名の起こりは、聖武天皇が鑑真から戒を授けられ「沙弥勝満」と号したことによる。(2000.7.18)

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