その場がど~んともりあがる雑学の本
相手の気をひく雑学<第1章>
日本の若い人々の顔がどんどん変わっているとか、そりゃモンダイです。頭部は大きいのに、あごが細くなりつつあるんだそうです。このままの傾向で時代が過ぎると、100年後の日本人の顔は極端なV字形になりそう、と顔に関心のある学者は推理しています。
原因の筆頭は食べ物。小さいときからファストフードのようにやわらかい食べ物に慣れ、かたい食べ物を避ける。その結果としてあごは退化し、下部しぼみの顔になっていくのです。
人相学では人間の顔を横に三分割し、上から順番に知力、意志力、情緒を表現する、と考えます。ひたいの広い人は知性・知力にすぐれ、鼻とその周辺がどっしりしている人は意志が強く、強情っ張り。そして、口やあごの大きい人は情の深い情熱家。男なら無類の女好きでしょう。
この見方を若者のあご退化に結びつけてみると、将来の日本人は人情味に欠け、計算高い人間で、厚い友情とか燃えるような恋とかには縁がないという、なんとも希望の持てない予測が生まれます。
「講談社+α文庫」所収
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