その場がど~んともりあがる雑学の本
相手の気をひく雑学<第1章>
料理用に使う精製塩は湿っても、使うときにそれほど苦になりません。
しかし、食卓塩が湿っていては、食べ物に振りかけるときなど、非常に不便。両手でトントンたたかなければ出てこないのでめんどうです。子どもやお年寄りには気の毒ですし、来客には失礼千万でしょう。
食卓塩がサラリとしているのには、炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムを、ごくわずかですが混ぜてあるからです。食卓塩を澄まし汁にパラリっと落とすと、パッと白くにごるのはそのせいです。
もう一つ知ってほしいことは、食卓塩を精製塩と同じく味付けに使わないこと。炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムが、塩本来の味をいくぶん失わせるからです。
「講談社+α文庫」所収
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