その場がど~んともりあがる雑学の本
相手の気をひく雑学<第1章>
お札は日本銀行が大蔵省の印刷局に発注、印刷局で印刷、検査、裁断(1枚ごとに機械で切る)し、でき上がったお札を日本銀行が引き取ります。そして、日本銀行券として発行されることは、ご存じのとおりです。
ところで、お札は日本銀行の窓口から一日に、多いときで2億枚も出ていきます。金額にして1兆3000億円。こんなに毎日大量のお札が出回ったら、1カ月(25日として)50億枚にもなる計算。それが1年、2年……。
でも、ご安心。お札の寿命は長くて3年。
日本銀行の窓口には、市場で疲れ果てたお札が大量に戻ってきます。ですから、市場に出回っているのは、つねにだいたい約40億枚、約20兆円といわれています。
さて、この市場にあるお札を横につなぐと、月と地球を往復する長さに相当。積み上げると、なんと富士山の100倍にもなるそうです。
「講談社+α文庫」所収
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