魚の泳ぎ方は何種類あるか<雑学倶楽部>



魚の泳ぎ方は何種類あるか<雑学倶楽部>

その場がど~んともりあがる雑学の本
相手をリラックスさせる雑学<第2章>

魚の泳ぎ方は何種類あるか 魚の泳ぎ方には4種類あります。

基本型───タイのように魚体と尾ビレを左右に振る泳ぎ方。
魚雷型───マグロやカツオなどのように尾ビレだけで進む泳ぎ方。
漕艇型───エイのように大きな胸ビレを頭のほうから波打つように順番に動かす泳ぎ方。
蛇行型───ウナギのように魚体をくねらせる泳ぎ方。

魚の泳ぐ速さは、魚体の大きさ、すんでいる場所(深さ)によって差があります。カレイやヒラメは「底魚」というくらいに深いところにいるので、泳ぎは得意ではありません。反対に、マグロ、イワシ、サケなど海面近くにすむ魚は「浮魚」といって、泳ぎは速いのです。

泳ぎが速い魚の特徴は、魚体が細長いこと。細長くても大きいほうが速く、しかもヒレが小さいのが特徴です。

メカジキは時速130キロ、マグロは100キロというスピードのある泳ぎをする魚いれば、スケトウダラのように時速75メートルとのんびり泳ぐ魚までいろいろ。体型でいえば、フグやハリセンボンは体型的に泳ぎに適していませんし、マグロのようなスピードは出せません。

しかし、フグは硬い甲羅で身を守り、ハリセンボンは鋭い針で近づいてくる敵をおどします。この防衛力のせいで、そんなに速く泳ぐ必要がないわけです。

ヒラメのように日がな一日、海底の砂に横たわっている魚も多士済々です。白身魚のヒラメは、偏平な形で左側に寄った両目を上にして横たわるばかり。しかし、孵化仔魚(孵化したばかりの魚)の両目は左右にありますし、立って泳ぎます。

孵化仔魚は20日もたつと薄っペらな魚体は幅広くなり、しだいに右目が左目のほうに移動を始め、ついに両方の目はなかよく並び、立って泳いでいた体が右側へ横倒しになっていきます。

「講談社+α文庫」所収

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