新宿・高島屋の世界最大級のものとは<雑学倶楽部>



新宿・高島屋の世界最大級のものとは<雑学倶楽部>

その場がど~んともりあがる雑学の本
とにかく話をつなげたい雑学<第3章>

平成8年(1996)10月、新宿駅・南口に完成した「タカシマヤ・タイムズスクエア」の地下にある機械式立体駐車場です。同スクエアの目玉はブランド物の品ぞろえの買い物コーナーや娯楽施設など、なにかと話題となった大規模複合商業施設です。

そのもう1つの目玉が地下の大規模駐車場。百貨店の収容動向を左右するのが駐車場ですが、同スクエアには中・小型自動車が748台分収容できる立体駐車場があります。

「都内はもちろん、全国的、いや世界的にもこれほど収容できる百貨店はいまのところ(平成9年9月現在)ありません」とは、その装置を納入した日立造船の話。

この駐車場の特徴は、機械式によりスペースを立体的に利用するので、自走式にくらべて約3倍もの収容力があること。入庫のスピードも早く、リフトで持ち上げた車を、迎えにきた台車で平面移動し、空いている棚に運ぶという手順。利用者は入口で受け取ったカードを差し込むだけで、あとはすべてコンピューターが操作。この間の平均所要時間は40秒。出庫は、待ち時間最長1分半で出てきます。

振動や騒音も少なく、人と車の分離で安全性も確保し、乗降のしやすさも特徴の1つ。利用率も1日約3回転、2100台。

日立造船では、同様の機械式立体駐車場を北九州のデパート(収容台数316台、完成予定平成10年8月)や広島のデパート(同693台、同平成11年)で工事を進めています。

「講談社+α文庫」所収

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