その場がど~んともりあがる雑学の本
とにかく話をつなげたい雑学<第3章>
たまごは「母体動物の生殖器内に生じ……」と小学館『国語大辞典』にあるように、「卵」と書くほうが正解です。ふつう、卵というと鶏卵のことを指します。しかし、同辞典にも「卵・玉子」とあります。
こうなると、「玉子」の語源を知りたくなりませんか。玉は宝石のようにすぐれて美しい、丸いものの意味。目玉、玉の肌などの玉で、丸くて価値のあるのが玉です。子は子どもの子で「玉子」となります。また、タは「妙なる」で価値の高いもの、マは「丸」、コは「愛称」という説もあります。
商人は玉子を略してギョク(玉の音読み)といったりします。余談ですが、半玉といえば若い芸者のことで、半人前の意味。人間も玉子のように丸みが出てこそ、価値があるということのようです。
「講談社+α文庫」所収
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