西暦2000年を記念して2千円札が発行されようとしているけれど、果たして2千円札なんて需要があるんだろうか。大いに疑問だ。
よく引き合いに出されるのがアメリカの20$札だ。アメリカでは、20$札が紙幣全体の25%も普及している。これは、アメリカがカード社会で、日常生活では100$札などの高額紙幣をほとんど使わないという事情がある。日本人観光客が多いハワイでさえも、5、6$の買い物をして100$札を出すとイヤな顔をされるほどだ。
我が国では、1万円札の普及率が56%、千円札が37%を占めており、5千円札はわずか5%に過ぎない。2千円札の出番はない。(1999.10.29)
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