日本国憲法とは-雑学大事典-に


日本国憲法


国民たるもの、たまには自国の憲法をひもといてみるほうがいい。いまはインターネットで、パソコンからでも、携帯端末からでも、気軽に憲法を読むことができるのだから・・・。というのも、最近我が国では、憲法違反と思われる行為が大手を振ってまかり通っているような気がするからだ。

憲法の前文には「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し」とあり、かの有名な第9条(1)には「日本国民は,正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し,国権の発動たる戦争と,武力による威嚇又は武力の行使は,国際紛争を解決する手段としては,永久にこれを放棄する。」と規定されている。フツーに解釈すれば、現在審議されているイラクに自衛隊を派遣しようという「イラク復興支援特別措置法案」は、明らかに憲法違反だ。法案の名前にごまかされてはいけない。だいたい、自衛隊の存在自体が、第9条(2)の「前項の目的を達するため,陸海空軍その他の戦力は,これを保持しない。国の交戦権は,これを認めない。」に違反している。

その意味では、最近の辻元前議員の逮捕も憲法違反ではないか。第14条(1)には、「すべて国民は,法の下に平等であって,人種,信条,性別,社会的身分又は門地により,政治的,経済的又は社会的関係において,差別されない。」とある。同じような行為をして、ある人は逮捕され、ある人は逮捕されないとすれば「すべて国民は,法の下に平等」とは言えないと思う。(03.07.24)

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