山田風太郎とは-雑学大事典-や


山田風太郎


好きな作家の一人、山田風太郎が亡くなった(7/28)。学生時代から推理小説を書き始め(処女作「達磨峠の事件」)、伝奇もの、忍法もの、明治ものなどを次々に発表した。

代々医者の家系で、本人も東京医科大学を卒業している。1959年の「甲賀忍法帖」以降の忍法帖シリーズで、数々の奇怪な忍法を編み出せたのは、こうした素養があったからだ。本名は山田誠也。ペンネームの由来は、県立豊岡中学在学中、4人の悪童仲間が、それぞれ雷太郎、雨太郎、雲太郎、風太郎と呼び合っていたものを、そのまま使用した。残り3人の太郎は、どんな人生を送ったのだろうか? ちょっと気になる。

ペンネームといえば、宮部みゆきは「本名(矢部みゆき)とあまりかけ離れていると、呼ばれても自分のような気がしない」という理由で名付けたという。(2001.9.17)
- 山田風太郎「達磨峠の事件」光文社文庫

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