最近、スポーツクラブなどでレオタード姿でエアロビクスに挑戦する男性が増えている。多勢に無勢ということもあって、どこか恥ずかしそうだ。
しかし、本当は恥ずかしがる必要はない。レオタードは、女性の服というイメージが強いけれど、もともとは男性の服だったのだから。19世紀のフランスの空中曲芸師レオタールは、体にピッタリとフィットした服を着て曲芸を演じて人気を博したことから、彼の着ている服は「レオタール」と呼ばれるようになった。これが転じて「レオタード」になったのだ。
いつから女性用になってしまったのかさだかではないが、でも、やっぱり恥ずかしいか。
| 書評者プロフィル | 編集長なんちゃってプロフィル | 免責事項 |
Copyright(c)2002-2010 Kenji Noguchi. All Rights Reserved.