「ねえ、ねえ。先日、娘のところに行ってきたんだけど、函館はすごいよ~。1個4円だよ、両替率が。しかも夜中の1時まで営業」「こっちでもやってくれないかね~」。これは、事務所近くのパチンコ店でのおばさん同士の会話。
当の店の両替率は、1個3.5円だから、それほど悪い方ではない。1個4円というのは、いわゆる等価交換で、買ったときの値段で出玉を交換してくれるわけだ。もちろん函館まで行かなくても、こちらでも1駅先の駅前店では、3カ月ぐらい前から等価交換を売りにしている。都心などではまだ2.5円の店もあり、大箱が約2000発だから、一箱5000円と8000円の違いになる。
聞くところによると、パチンコ発祥の地・名古屋では、大当たりが出やすい代わり、両替率は2円以下に抑えられているという。大損もしない代わり大儲けもしないわけだ。この方が、遊びとしては健全なのかもしれないなあ。(1999.9.6)
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