レセプタントとは-雑学大事典-れ


レセプタント


聞き慣れない言葉だが、パーティー会場などで接客を担当する女性たちの新職名で、日本バンケット事業協同組合の発表によると、従来の「コンパニオン」を廃止し、「レセプタント」に変更するという。レセプション(受付)とアテンダント(案内係)を組み合わせた造語である。

「コンパニオン」という呼称は、東京五輪や大阪万博などで広まり一世を風靡したが、最近では風俗系で乱用されイメージが悪化したための名称変更だ。名称変更が世間に受け入れられるのは、なかなか難しい。例えば、スチュワード、スチュワーデスは性差別とのからみもあってフライトアテンダントに統一されたが、いまだに「スッチー」などという略称が幅を利かせている。職名ではないが、比較的スムーズに受け入れられた名称変更は、「BG→OL」「トルコ風呂→ソープランド」など、逆に失敗例は「国電→E電」。

このうち、BG(ビジネスガール)は外国では商売女(売春婦)を指すらしいという風評が流れ、「女性自身」が代案を募集したところ、OL(オフィスレディ)に落ち着いたという経緯がある。「レセプタント」は果たして定着するだろうか?(02.11.29)

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