ザーサイ(搾菜)
中華料理の付け合わせに出てくるザーサイとは、いったい何ものなのか。ザーサイは中国名をツァーツァイといい、ナタネ科の茎用カラシナ科の植物で、花の色、形、花のつき方などは菜の花にそっくり。 見た目はそっくりだが、根のすぐうえのところ、つまり茎の一番下に、こぶし大のこぶがある。切ってみると、中は真っ白でカブのようなにおいがするという。ザーサイは、このこぶの部分を香辛料などで漬け込んだものなのだ。本場・中国でもザーサイの漬け物の歴史は意外に新しく、1800年代といわれる。
日本には、戦後、中国からの引揚者とともに入ってきた。1989年10月、茨城県つくば市の中西育種農場が、日本で初めて商品化に成功した。
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