今では、サウナぐらいでしかお目にかかることがないけれども、何となく気になる存在なのが砂時計だ。
砂時計には、「砂の流れ出る速さは、出口の直径の2.5乗から3.0乗に比例する」「出口の直径が、砂の直径の6倍より小さいときは、目詰まりを起こす」など、いくつかの法則があり、あのような形に収まっているのだ。3分計、5分計というのが一般的だが、島根県仁摩町(にまちょう)のサンドミュージアムには、なんと全長5メートルという巨大な 一年計砂時計が存在する。ふるさと創生事業の一環として造られたもので、同志社大学の三輪茂雄教授が設計したものだ。
ところで、大きな砂時計といっても、砂の流れる穴は、小さな砂時計とほとんどかわらないという。
- 田口義弘「砂時計の七不思議」中公新書
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