紀元前9世紀のホメロスの叙事詩「オデュッセイア」に、兵士たちがひき肉をこねて腸につめたものを食べた、と記されているように、ソーセージの歴史は古い。
塩を意味する「ソールト」の原型の「サル」という語から、ラテン語salsicia、フランス語saucisseを経て、ソーセージ(sausage)になった。日本のソーセージは、鶏肉、兔肉、魚肉、馬肉、羊肉などに豚肉を加えた混合肉が中心だが、昔なつかしい魚肉ソーセージというのもある。
これは、1954年、アメリカのビキニ環礁の水爆実験でマグロ漁船が汚染を受け、マグロの値段が暴落したのを契機に注目され、製造が始まったという。最近は、健康志向から、再び魚肉ソーセージの人気が高まっている。
| 書評者プロフィル | 編集長なんちゃってプロフィル | 免責事項 |
Copyright(c)2002-2010 Kenji Noguchi. All Rights Reserved.