インテリケンちゃんの造語で、20代、30代で失業してしまった人をいう。芸能人は青年実業家がお好きだが、青年失業家には鼻もひっかけてくれないからみじめだ。
17、8年前につくった言葉で、当時はけっこう笑いをとったけれど、今日では大型倒産が相次いで笑いごとではなくなってしまった。なにしろ、内定していた学生が、まだ一度も出社しないうちに失業してしまうというのだから悲惨だ。次はゼネコンが危ないというし、98年は大量の青年失業家が発生するかもしれない。
97年の流行語大賞は「失楽園」だったけれど、98年は「青年失業家」が大賞かも。そんなわけないか。
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