1850年、ゴールド・ラッシュ時代のサンフランシスコで、金鉱掘りの実用着として、ジーンズは考案された。
ポケットの部分を鋲(びょう)で留めてあるのは、鉱石のサンプルを詰め込んでも破れないようにと工夫されたのが始まり。当初は生成りのキャンバス地や、北イタリア・ジェノバ(Genoa)産のジーン地などで作られていたが、供給が間に合わなくなり、インディゴ染めのデニム地も使うようになった。ジーンズは、ジーン地の産地ジェノバがなまったもの。
戦後、日本でジーンズの製造を始めたのは、岡山の学生服メーカー。当然、西が優勢だったが、東も負けてはいられぬと、「エドウィン」すなわち「江戸が勝つ」と名付けて巻き返しを図ったという。
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