大きいものをジャンボ旅客機やジャンボ宝くじなどというので、ジャンボといえば、つい大きなものを連想してしまうが、この言葉にはもともと「大きい」という意味はなかったのだ。
19世紀の中ごろ、パリやロンドンで人気を博した「ジャンボ(Jumbo)」という愛称の象がいた。この象は、地上から肩までの高さが3メートルもある巨大なアフリカ象で、この象の巨大さに例えて、とてつもなく大きなものを「ジャンボ」と言うようになったという。
象のジャンボは、その後アメリカやカナダを興行して回ったが、カナダで巡業中、不運にも列車と衝突して死んでしまった。
| 書評者プロフィル | 編集長なんちゃってプロフィル | 免責事項 |
Copyright(c)2002-2010 Kenji Noguchi. All Rights Reserved.