車のボディーは年々カラフルになっていくのに、なぜかタイヤだけは黒一色のままだ。赤いタイヤや白いタイヤがあってもよさそうなものだが、じつは、タイヤを製造するときにゴムの中に入れる補強材が原因で、他の色にしたくてもできないというのが真相だ。
タイヤは合成ゴムと天然ゴムを混ぜて製造しているが、その際、ゴムの強度を増し、摩擦力を強めるために、補強材としてカーボン・ブラックを大量に使用する。他の着色料を使用したくても、カーボン・ブラックの黒には勝てないというわけだ。
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