ツーカーとは-雑学大事典-つ


ツーカー


ツーカーいまや携帯電話の社名にまでなっているツーカーという言葉、いったい何語なのかといえば、れっきとした日本語なのだ。

「ツーカーの仲」とか「ツーといえばカー」などと使う。こちらの意思がすぐ相手に伝わる、気心が通じ合う間柄のことだ。明治末期から大正にかけて、漢語が大流行し、一般の庶民もやたらに漢語を振り回した時期があった。そんな時代に誕生したのが「通過の仲」すなわち「ツーカーの仲」。物事が通過するように、こちらの意思が相手に伝わるというような意味で使われた。

この言葉を、落語家や寄席芸人などが盛んに使って、広く流行させたが、しゃべり言葉だったので文献には残らず、現在でも辞書には「俗語」扱いになっている。

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