ようやく「だんご3兄弟」のブームも下火になった。「だんご」が最盛期のときは、かつてのヒット曲「およげたい焼きくん」も多少は売れたらしい。
ところで「毎日毎日ぼくらは鉄板の 上で焼かれてイヤになっちゃうよ」という冒頭の詩だが、単に聞き流していると、一匹のたい焼きが拷問のように、毎日毎日、鉄板の上で焼かれているのがイヤになったように聞こえる。だが現実には、一匹のたい焼きは一回しか焼かれない。しかもこの詩の主語は「ぼくら」になっているぞ。
そうなると「ぼくら」とは、人間族に迫害されている「たい焼き族」ということになるのだろうか。だれか、この詩の本当の意味を教えて欲しい。(1999.6.14)
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