ゆえあって、東京下町の千駄木に転居した。谷中銀座というレトロな商店街を抜けると「大衆酒場」という、これまたレトロな看板に出くわす。
看板には「元祖・焼酎ハイボール」と大書してある。ハイボールは「ウイスキーをソーダ水・ジンジャエールなどで割った飲料」(講談社・日本語大辞典)とあるから、ウイスキーなどとは無縁だった人々が焼酎のソーダ割りを編み出したのだろう。「焼酎ハイボール」は死語にならずに、「酎ハイ」として現在に脈々と受け継がれている。パソコンでも一発で変換できるから立派(?)だ。
この店には、一度ぜひ入ってみようと思う。でも、どこかに「本家・焼酎ハイボール」を自称する店があるような気がしてならない。(この店は02/5月現在休業中)(2001.5.17)
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