世の中には、本来固有名詞だったものが、一般名詞のように使われている例は多い。たとえば、味の素、ウォークマン、カップヌードル、セメダイン、セロテープ、宅急便、ナップザック、バンドエイド、ホチキス、ポラロイドカメラ、マジックインキ、ワンカップなど、普段何げなく使っている言葉は、みな登録商標なのだ。
日常的には問題ないが、新聞などでうっかり使用すると、特定の商品を誉めたり、中傷したりすることになるので、セロテープ→セロハンテープ、宅急便→宅配便などと言い換えるのが普通だ。
変わったところでは、セスナやテトラポットなども登録商標。セスナといえば小型飛行機の代名詞のように思われがちだが、実はアメリカの小型飛行機製造会社の社名であり商標なのだ。
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