日本では、外国人のことをよく「青い目をした」などと形容するが、目の色はひとみの周りにある虹彩の色によって違ってくる。虹彩にはメラニンという茶色の色素があり、これが多いと日本人のように黒い目になり、少ないと欧米人のように茶色や青色になるというわけだ。
色素の多い少ないは、目の色だけではなく、光の感じ方にも影響があり、日本人は色素が多いので光線には強く、欧米人は弱いということになる。日本人が欧米人ほどサングラスを必要としないのはそのためだ。
外国に行くと、地下鉄の駅の照明などがやけに暗いなと感じることがあるが、これは照明代を節約しているわけではなく、欧米人の目には、その明るさが適しているのかもしれない。
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