映画館の入り口で売っている映画のパンフレットは、行きよりも帰りのほうが売れるている。読んでから見るか、見てから読むか。原作はともかく、パンフレットに関して言えば、後者のほうが優勢のようだ。映画が面白いと、撮影の裏話なども知りたくなり、思わず買ってしまうというのが人情だ。
それでは、映画がつまらなくて大量に売れ残ってしまったパンフレットはどうなるのか。パンフレットの制作は、配給会社の担当だが、売れ残りはすぐには廃棄処分にせず、倉庫に保管される。ビデオになったり、テレビで放映されたときに、意外に売れるらしい。
映画パンフが結構高いのは、もともと不入りだったときの赤字補填用に作られたものだからだ。
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