浮世絵とは-雑学大事典-う

世界に誇れる数少ない日本文化の一つに、浮世絵がある。「浮世絵」という言葉が、文献の上で初めて出てくるのは1682年。

その後、浮世絵師の作品は、海を渡ってヨーロッパにいたり、フランスの画壇に大きな衝撃を与えた。マネは、「ゾラの肖像」という作品の中に、国貞の相撲絵を描き込んでいる。この作品から、ゾラが自分の書斎に浮世絵を掛けていたことが分かるし、それをマネが意識的に採り入れたことも分かる。

ゴッホは、みずから英泉の絵を模写したり、構図の中に浮世絵技法を採り入れている。また、ドガやゴーギャンも、浮世絵から決定的な影響を受けているのは、よく知られているところだ。