各マスコミの世論調査では、自民党が単独でも安定多数を獲得という結果が出た。森首相は相変わらずノー天気だが、野中幹事長は結果的に大敗した2年前の参院選と同じケースだとして焦っている。
選挙報道にはアナウンス効果が付き物だ。有権者が勝ち馬に乗ろうとするケース(バンドワゴン効果)と、あと一歩の候補者に同情票を誘うケース(アンダードッグ効果)の2種類がある。今回も、まだ投票行動を決めていない40%の無党派層が、アンダードッグ効果でどっと野党側に動けば、世論調査とは全く違う結果が出る。今回は「神の国」発言で、内閣自体の支持率が低いから可能性大である。
1969年以来、10回の総選挙があり、投票率は68.51、71.76、73.46、68.01、74.57、67.94、71.40、73.31,67.26、59.65%となっている。有権者が初めて1億人を超えており、投票率が10%伸びれば1000万票が動く計算になる。(2000.6.23)
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