かき氷とは-雑学大事典-か

今年の夏は異常に暑かったが、このところ朝晩はかなり涼しくなってきた。もう夏も終わりということなのだろう。そういえば、今年は一度もかき氷を食べなかった。

かき氷を食べると、なぜ頭が痛くなるのだろう。脳は、極端な刺激を受けると、それを痛みとしてとらえてしまう。かき氷によって口の中が5～10度以下に冷やされると、この刺激が痛みとして感じられるのだ。痛みを口の中ではなく、額やこめかみなど他の部位で感じることを関連痛と呼び、これは神経系統が一種の混乱を起こすことによって生じると考えられている。

「いつの間にもう秋　昨日は夏だった」。立原道造の詩にそんなフレーズがあったことを思い出した。（1999.8.27）