公団住宅とは-雑学大事典-こ


公団住宅


1955年(昭和30年)に住宅公団(現都市基盤整備公団)が設立され、翌年3月には千葉・稲毛団地(分譲住宅)や大阪・金岡団地(賃貸住宅)などで初めての入居者が募集された。2DK、3DKなどの「DK」表示が使われ出したのもこれが初めてだ。

それから20数年が経過したころから、団地名がグリーンヒルなどと民間マンション並みのしゃれた?名前に改称されるようになった。入居者からの要望が強かったためだ。ちょうど入居者の子どもたちが結婚適齢期を迎えたころで、結婚式の招待状を団地名で出したくないという親としての見栄が原因だという。公団側もネーミングで空き家や売れ残りが多少でも解消されればと応じたのだ。

○○団地を○○ヒルと言い換えても公団住まいであることに変わりはない。公団住宅はまだしも、「敗戦」を「終戦」と言い換えたり、本質的なところを変えないで小手先だけでごまかしてきたツケが、いま様々なところで噴出している。(2000.3.18)

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