大蔵省の接待汚職などで、新聞にやたら出てくるのが、だれそれはキャリアで、だれそれはノン・キャリアといった記事。詳しい説明がないので、普通のひとにはなんのことかよくわからない。
現在のキャリア組は、旧高等文官試験(高文)…事務系、選考…技術系、あるいは国家公務員試験のうちの上級甲(現在は・種)に合格し、中央本省に採用された者を指している。彼らは幹部、または幹部候補生として採用、昇進の道が開かれており、それ以外の者(ノン・キャリア組)と区別されているのだ。ノン・キャリアだと、本省の課長以上にはほとんどなれない。
ノン・キャリアは通常60歳の定年まで勤務するのに対し、キャリアは50歳前後から天下りする慣行がある。
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