フローリングの洋室が増え、エアコンが普及している今日でも、なお根強い人気を保っているのがこたつ。「炬燵」などというこむずかしい漢字があるけれど、これは五山の僧がつくった和製漢語。
語源は、小型の踏み台のキャタツ(脚立)からきている。炉やかまどの前に小さな腰掛けのようなものをおき、そこに座って暖ををとったのが始まりだ。その後、囲炉裏の上にやぐらを組んで置くようになり、さらに電気ごたつへと進化した。
日本を愛したイギリスの陶芸家バーナード・リーチは、こたつが気に入り、足に負担がかからない今日の腰掛け式こたつを発明した。
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